こんにちは、歯科衛生士の樋口です^^
最近涼しくなって過ごしやすくなりましたね。
毎日の洋服選びに悩む季節です。
そしてこの時期の悩みと言えば『乾燥』ですね。
特に私たちは診療中は毎回手洗いを欠かさないので、乾燥手荒れ対策をしないと大変なことになってしまいます。
肌だけでなく、お口の中も乾燥するのをご存知ですか??
お口の中が乾く症状をドライマウスといい、何らかの原因で唾液が上手く作られなくなってしまうことをいいます。
唾液が作られないとお口の中がネバネバして唾液による自浄作用(お口の中の汚れや磨き残しをある程度唾液で洗い流してくれる作用)が落ち、虫歯菌や歯周病菌など繁殖しやすい環境になってしまいます。
お口の中が粘つきやすい方はドライマウスの疑いがあります。
【主な原因】
・高血圧の薬、花粉症の薬、精神疾患の薬などの副作用
・噛む回数が少ない、軟らかい食事が多い
・緊張状態が続く環境にいる
・口呼吸である
・シェーグレン症候群である(…自分の体の一部を自分の免疫細胞が攻撃してしまう病気です。中高年の女性に多く、日本では約50万人いるといわれています。シェーグレン症候群の方はドライマウスだけではなく、ドライアイや関節リュウマチなども一緒に現れる病気です。)
【対策】
原因は様々ですが、やむを得ず薬をやめられなかったりもすると思うので、こまめに水分を口に含んだり、唾液腺マッサージをしてみましょう。