こんにちは
オリオン歯科 歯科医師の田村です。
先週末はお天気が良かったのですが、本日は強い雨風だそうで、部屋の中でぬくぬくと暖まっていたいものですね。
さて、今回は私が最近夢中になっているドラマのお話です。
つい最近まで世間は「あまちゃんブーム」でしたね。
私も例に漏れず(リアルタイムではありませんが)、あまちゃんに夢中になっていました。
その後「あまロス」になる暇もなく、次なるドラマを見始めたわけです。
それは「おしん」です。
「あまちゃん」は全156話あるのですが、「おしん」はなんと全297話もあるのです!!\( ‘ jjj ’ )/
せっせせっせと毎日少しずつ消化していまして、先日少し気になることが出てきました。
第76話でおしんが「脚気」になって入院してしまうのです。
「脚気」とはビタミンの欠乏によって起こる病気です。
貧乏な山形の実家のために東京で寝る間も惜しんで働くおしんは、食べるものも節約して、たくあんだけを
おかずに白米を食べる毎日でした。副食としての野菜や肉や魚などを一切摂らなかったことから、ビタミン
不足になったのです。
白米など贅沢なものを食べれずに、玄米や麦めし、大根めし(下図参照)などしか食べられなかった山形
では、とうていかかることのなかった病気でした。
現代では医学・栄養学ともに発展して、脚気に罹患する人は大幅に減ってはいるものの、栄養成分の偏った
ジャンクフードの普及や、もともとの偏食嗜好、極端な食費の節約、摂食制限を行う無理なダイエットなど
も脚気の再伝播を後押ししているようです。
一見歯科とは関わりないように思われるこの話しですが、幼少期からのジャンクフード摂取や偏食は、健康
な顎や筋肉の発育を阻害することでも知られています。
顎や筋肉の未発達は、「歯並びを悪くする」「顔貌への影響を起こす」「うまく噛めない」「口呼吸に
なってしまう」「むし歯や歯周病のリスクが上がってしまう」「親知らずがはえきれずに埋まったままに
なってしまう」などなど、様々な悪循環を引き起こします。
幼少期から気をつけていくことで、健康な顎を作っていきたいものですね。
(北京オリンピックでメダル獲得した松田選手)
ところで今年、「おしん」がリメイクされて映画になったようですね。
新旧おしんを見比べてみると、やはり昔のドラマの方が現実味がある感じがして好きです。
オリオン歯科では、むし歯や歯周病の治療の他、歯並びの相談なども行っております
ので、どうぞお気軽にご相談下さい。