こんにちは♪
歯科衛生士の加原です。
今日は歯周病についてのお話をしていきます。
歯の周りの歯を支えている組織に歯肉、セメント質、歯根膜、そして歯槽骨があり、
これらは歯周組織と呼ばれます。
特に歯根膜は歯の根(歯根)と歯槽骨の間に
ある繊維性の組織、血管、神経などから
構成され、歯を骨の凹部にしっかり
つなげていきます。さらに歯根膜は
歯に加わった噛む力(咬合力)を
ハンモックのように受け止め、
力を和らげ、そのときに感覚を
脳に知らせる働きをします。
例えば、硬いものや柔らかいものを食べるときに噛む力を
使い分けることができるのは、歯根膜のおかげです。
歯周病では、歯周組織が炎症によって破壊されるため、
歯槽骨やこの歯根膜が失われ、量が少なくなります。
こうなると、歯は支えを失い、揺れたり動いたりしてきちんと噛むととが出来なくなり、
以前は噛めていた食事でも、痛みや違和感を覚えたりして、食べにくくなります。
このような自覚症状があるようでしたら、
進行した歯周病に罹っている可能性が高いので、ご相談下さい。
オリオン歯科一同お待ちしております。