こんにちは、歯科衛生士の樋口です^^
今日は舌に関するお話です。
歯には関心を持って下さる方はたくさんいらっしゃるのですが、舌の色について注目してみたことはありますか??
舌がやたら白っぽかったり赤っぽかったりまだら模様だったり、、、
舌は内臓を映し出す鏡とも言われ、体の状態を知るのに非常に役に立つ器官なのです。
通常の舌は淡い赤みがあって薄く白みがかっています。
舌が白いから病気だと言っても実は舌の病気は、大きく分けても48種類はあると言われています。
ですので、今回は代表的な2つのものをお伝え致します。
⒈全体的に赤みが弱く白みが強くなっている場合
体に疲労やストレスが溜まっている証です。
体の免疫力が落ちていることもありますので、放っておくと風邪を引いたり病気になりやすくなります。
適切な睡眠、運動、食事を心がけるようにしてください。
⒉舌が非常に白く、べったりと粘りっこい食べカスの様な汚れがこびりついている場合
食生活の乱れが原因です。
お酒の飲み過ぎや辛いもの脂っこいもの、カロリーの高いものを食べ過ぎている可能性が高いです。
症状としては、胸やけ、便秘、口臭、脱力感があります。
食生活をくれぐれも見なおして下さい。
食べかすのようなものを「舌苔(ぜったい)」と言い、口臭の原因になります。
⒊舌が少し赤く、白みがまだら模様の様になっている場合
これは、『地図状舌』といい、小児や女性に多く見られるものです。
食生活の乱れやビタミンB群の欠如、ストレスから来るものなどと言われていますが、原因ははっきりとはしていません。
アレルギー体質、消化不良、慢性下痢などの疾患の方によく見られます。
いずれにしても、症状が中々治まらない時は、専門家(口腔外科など)を受診して下さい。
舌は内臓を映し出す鏡とも言われていますので、舌の色が少しおかしいなと感じたら、体を酷使していないかしっかりとチェックするようにしてください。
舌の異変は体のSOSサインだと思って下さい。
何日たっても違和感が続くようでしたら、早めの受診をオススメ致します。
中には、舌の異変から舌癌に気がつく方もいらっしゃいます。
年末で忙しいと思いますがお体ご自愛下さいね♪