コラム

2014.05.26

フッ素の役割

こんにちは。歯科医師の南です。

 

 

フッ素のむし歯予防効果はたいへん大きいものがあります。

フッ素入りの歯磨き剤にはごく微量のフッ素が含まれていて、むし歯予防に有効であると言われています。

 

 

フッ素の毒性については、摂取量が多くなると、歯に白色の斑点が生じたり、歯の形成に影響を与えたりするようです。

さらに大量に摂取すると、骨硬化症や甲状腺や腎臓に影響が出てくるとされています。

 

しかしながら、現在の歯磨き剤に入っているフッ素の量は、まったく影響の出ない微量ですから、心配はないと思われます。

 

 

 

フッ素の主な役割として、

 

1、エナメル質を強化する

歯の表面にあるエナメル質の結晶を科学的に強化して、酸に対する抵抗性を増加させています。

 

2、歯の再石灰化を促進する

エナメル質に、酸による少量のカルシウムの損失が生じても、フッ素が歯質の再石灰化(失われたカルシウムが再びもどる現象)を促進して、失われたカルシウムを補うことがあります。

 

3、細菌の活動を抑制する

フッ化物の水溶液に生じるフッ素イオンは抗菌作用を持っていて、むし歯菌の活動を抑制すると言われています。

 

 

フッ素をうまく使って、むし歯を予防しましょう。

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