コラム

2014.03.10

学齢期に必要な歯並びと噛み合わせー外傷・虫歯・歯肉炎への影響ー

こんにちは♪♪

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

 

今日も前回に引き続き学齢期に必要な歯並びと噛み合わせについてお話ししていこうと思います。

《④外傷への影響》

学齢期はスポーツや運動中に歯の外傷が発生しやすい時期です。特に上顎前歯が突出気味の子供や開咬で口唇閉鎖が不全な子供では、運動時の衝突や転倒などで上顎前歯を受傷する機会が多くなり、歯の脱臼や破折などを生じ易くなります。運動施設の整備やスポーツ時の安全管理体制を充実することや、歯の外傷予防の為のマウスガード着用などの対策を講じるとともに、歯列の矯正や口唇閉鎖訓練などによって口腔内の状況を改善しておく事も大切です。

 

《⑤虫歯・歯肉炎への影響》

叢生で歯と歯が重なっていると、食べカスが残り易くなり、口腔内の細菌により歯垢(プラーク)が形成されやすくなります。重なった歯面は歯ブラシで掃除するのも困難な為、歯垢が長時間付着することになりますが、歯垢の中には大量の細菌が生息しているため、接している歯肉に炎症を引き起こしたり、食内容によっては虫歯を引き起こしたりして、歯・口の健康に障害をもたらします。

また、噛み合わせの状態では、上下が上手く噛みあっていない歯は食べ物の流れが悪く、食べカスが長くとどまったり歯垢として歯面に付着しやすくなり、この場合も歯肉炎や虫歯を生じ易くなります。

このように、歯並びや噛み合わせの不正は外見上(審美的)の問題ばかりではなく『食べる』『話す』などの口の機能障害や日常生活の不都合、さらには虫歯や歯肉炎のリスクなど、さまざまな問題を生じます。

これらの問題の解決の為には日常生活での注意とともに、専門的な対応(矯正治療や筋機能訓練)が必要になる事が多いため、歯や歯列の発育段階を考慮した矯正治療の必要性などを専門医に相談するといいでしょう。

 

当院では、矯正の専門医が毎月1度診察しております。相談は無料ですので、お子様の歯並びが気になる方、もちろんご自身の歯並びが気になる方も、お気軽にご相談くださいね。

オリオン歯科汐留 スタッフ一同お待ちしております。

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