コラム

2015.02.20

成人期の虫歯について

こんにちは(^-^)/ 歯科医師の布施です。

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。

皆様体調は崩されていないですか?

今日は大人の虫歯の出来方についてお話ししようと思います。

かくゆう私も今、虫歯の治療をしていているんです ^^;

毎日歯を削っている私ですが、いざ自分がされるとなるととても苦手です。

あの音って、本当にどうにかならないんですかね(・_・;

さて、まずは大人の歯の特徴ですが

生えたばかりの永久歯はまだ未完成なのですが、

唾液の中のカルシウムやミネラルが取り込まれてしだいに成熟していきます。

成熟した永久歯は乳歯よりも丈夫で、特に歯の表面の硬いエナメル質は乳歯の倍ほどの厚さで

石灰化が強く、様々な外界からの刺激に抵抗できるようになっています。

ですから、乳歯よりも虫歯になりにくいと一般的には言われています。

しかし乳歯は最長でも10〜12年使うと後続永久歯によって抜けてくるのに対して、

永久歯は二度と生え変わることがなく、

6歳ごろに初めて生えてきた永久歯をその後長くて100年!!

使っていかなくてはならないのですから、いかに永久歯を大事にしないといけないかが分かりますよね。

虫歯の特徴ですが

乳歯の虫歯は進行が早く、急激に痛みを感じやすいのが特徴です。

しかし大人の虫歯は進行が乳歯に比べて遅いので、生態の自然治癒力、順応力によって

慣れてしまい、痛みも感じにくいことが多く、気がついた時には重篤な状態になりやすいのです。

また、大人の虫歯はそこに歯周病を併発していることもよく見られ、

歯ぐきに近く、見つけにくく、治療しにくい場所に起こりやすいという特徴があります。

そして何より大事なお手入れを怠ってしまうことで、

一度治した歯が再び虫歯を作ってしまうこともあります。

定期的なメンテナンスで、永久歯の虫歯の進行を少しでも遅らせ、

人間の寿命の延長にともなって歯にも長生きしてもらいたいものですね!

オリオン歯科ではクリーニングのみのご予約も承っておりますので、

お気軽にご連絡くださいね( ´ ▽ ` )ノ

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