コラム

2021.09.10

歯ぎしり・噛みしめを生活習慣で治そう❕

こんにちは。オリオン歯科NBFコモディオ汐留クリニックです。

 

「歯ぎしり」や「噛みしめ」は、決して特異なことではありません。

誰もがしている一種の「くせ」と考えてよいでしょう。

しかし、ひどくなると時に次のような問題を起こします。

【歯ぎしりや噛みしめが起こす全身への影響】

・歯への障害…歯の摩耗、歯の破折、歯がしみる、噛むと痛い 等

・歯周組織への障害…歯周炎、歯周病(=歯槽膿漏)

・顎関節への障害…顎関節症、開口障害、カックン音

・全身への障害…顔面痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、腰痛

・その他…舌痛症、むちうち症状、倦怠感

これらの症状のすべてが「歯ぎしり」「噛みしめ」が原因というわけではありませんが、無用な悪いくせはなくしておく方が良いでしょう。

 

❶まずは日中の気づきから

仕事中や勉強中など、何かに夢中になっているとき、ふと気づくとしっかり噛みしめている、あるいは舌を吸いつけていることはありませんか?

そんな時には、肩を上下させ、首から上の力を思い切り抜いて、頬の力を抜き、歯を嚙み合わせないようにします。

❷寝ているときのコントロール

〘枕を低くしましょう〙

後頭の一番出っ張ったところより首の付け根近くに枕を置きます。

そうすることで、口が開きやすくなり噛みしめを起こしにくくします。

〘布団に入ったら何も考えないようにしましょう〙

布団の中は眠るだけのところと決めてください。

もしどうしても考えることがあれば、一度布団からでて考えるようにしましょう。

〘眠る前のトレーニング〙

🔸まず思い切り噛みしめる。1~2秒後にフッと顎の力を一度に全部抜く。

🔸息を吸いながら思い切り大きな口を開け、ガクンと一気に脱力すると同時に息を吐く。

🔸肩→胸→腹→太ももの順に、力を入れる→脱力を行う。全身の力が抜けた状態でぐっすり眠る。

 

歯ぎしり・噛みしめの症状がひどい場合には、マウスピースを使用する治療等もございます。

思い当たる症状や気になることががありましたら、お気軽にご相談ください。

 

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