コラム

2015.07.09

歯と天気の関係性

こんにちは♪

 

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

この一週間は梅雨本番という陽気が続いていますね。

お天気が悪かったり、寒かったりするとずっと昔の傷が痛んだりする事がありますが、

歯の痛みを訴える方もいらっしゃいます。

 

それは主に気圧が関係していると考えられています。歯科の専門用語で、航空性歯痛という言葉があります。長時間飛行機に乗っていると歯が痛くなることがあります。飛行機の機内は、常に約0.8気圧と地上よりも20%低い気圧にに保つように設計されています。航空性歯痛は、上顎洞とよばれる鼻の両サイドにある頭蓋骨の中の空洞部分の内圧が増すことで、歯の神経を刺激するために起こるものとされています。実際に歯に問題があるわけでなく、歯が痛いと感じる神経を刺激してしまうこともあるのです。

 

ですから、天候の変化で歯が痛くなることは、確かに、あると思います。しかし、天気が悪くなって歯が痛くなったから歯医者にいく人は少ないと思います。おそらく一時的な痛みでしょう。

気圧の変化による体調不良というのは、気圧が変化することで神経(特に自律神経)に影響を与えるためといわれております。もちろん歯の中には、歯髄とよばれる神経がありますので、そこが影響を受けて痛みを感じることがあるのかもしれません。

スッキリと晴れた青空を見れば、気分は爽快になりますが、どんよりと暗くたちこめた雲をみればテンションが下がる人が多いように、目で見たものも、つまり視神経を経由し、気持ちに影響を与えます。匂いも同じです。ですから気圧と神経について掘り下げるとキリがありません。

一般的に歯の神経として知られている部分は、歯髄といいます。歯の断面図をご覧になられたことがある方は少なくないと思いますが、歯髄があるところが空洞になっていると思われている方はきっと少ないでしょう

この歯髄腔の中の気圧は、普段は外の気圧と一定になるように保たれています。急激な気圧の変化があれば、歯髄腔の中の気圧と差が生じてしまいます。気圧が低くなれば、歯髄腔の中の気圧が高くなってしまいますので膨張しようとします。その場合、歯の神経が入っているところなわけですから、痛みにつながる可能性はあります。

 

歯と天気(気圧)にはこのようなつながりがあるのですね。

何か気になる事があれば、お気軽にいらしてください。

 

オリオン歯科汐留 スタッフ一同お待ちしております。

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