こんにちは、歯科医師の南です。
良い歯科医は怒りません。
歯医者さんはあなたの味方、良き相談相手です。
歯が汚れて、痛くなって、問題が起こった時に助けてくれるのが歯科医です。
歯科嫌いの理由は「怖い」「痛い」という子どもの時の体験が頭の中にしっかりと根付き、それがトラウマになって歯科に足を向けられなくなっている、そんな人が多いと思います。
でも、先入観を捨てて歯科医は歯の悩みを何でも解決してくれる「歯のカウンセラー」だと思ってください。
歯に関する疑問、質問、悩みがあるなら、一番歯に詳しい歯科医に聞くのが問題解決の近道です。
良い先生は「何故こんなになるまで、放っておいた」などと、突き放したいい方はしないはずで、熱心に耳を傾け納得いくまで説明してくれますし、正しいオーラルケアも教えてくれます。
最近の日本の歯科は清潔で患者さんがリラックスできるようなさまざまな工夫を凝らしています。
この恵まれた環境を上手に使ってください。
「歯や口の健康を保つために虫歯などのトラブルがなくても歯科に行く習慣がある」
アメリカ男性76%に対し、日本人男性はたったの36%
「歯をきれいに保つためにお金や時間をかけてもいい」
アメリカ男性86%に対し、日本人男性は43%
日本には健康保険という国民のための素晴らしいシステムがあり、歯の治療も他国に比べて低額で、誰もが平等に治療を受けることができます。
コンビニエンスストアよりも数が多く、東京ではすぐその角を曲がれば歯科医院を見つけることができます。
それなのに、トラブルが起きた時にしか行かない。
口元に無頓着な日本人に外国人は首を傾けます。
あまりに環境が良すぎて、「悪くなったらいつでも行けるから」と甘えてるのではないでしょうか?
アメリカでは初診料+チェックアップ+歯のクリーニングで2万円ほどの費用が自費でかかります。
そのためプライベートの歯科保険に加入します。
加入料を払えない人は高い治療費を毎回払うか、治療をしたくても出来ない状態のままでいるしかありません。
それに比べて日本の場合は健康保険でだいたいの人が3割負担で済み、初診時に3000円ぐらいの費用で治療が受けられます。
仕事が忙しいあなたも「ちょっと歯科に立ち寄り、歯のクリーニングをしてリフレッシュしてきます」という習慣をマイブームにしませんか?
単なる外見的な美しさだけでなく、歯科医療の延長線上で「健康」「機能」「精神的充足」を追求するのが審美歯科治療の目標であります。