コラム

2016.01.12

美しい歯は一夜にしてならず①

こんにちは。歯科医師の南です。

2016年、新しい年になり、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、「歯がきれいであるということがどれだけ大切であるか?」ということに対して、お話させていただきます。

 

まず、理想的な美しい歯とは「虫歯のない白く輝く歯」、「健康的なピンク色の歯ぐき」、「綺麗な歯並び」この3つの条件が満たされている歯の事を言います。

 

口元によってその人の第一印象は決まります。

理想的な白く輝く歯とは、見た目の白さはもちろんのこと、歯並びに凸凹や隙間がなく、噛み合わせた時に、上の歯並びが下の歯並びの外側に適度にかぶさっている状態の歯を言います。

歯の理想的な姿です。

 

ピンク色の健康的な歯ぐきも美しい口元の条件です。

歯周病の人の歯ぐきは炎症のため出血したり腫れぼったくなっていたり、喫煙の習慣がある人はメラニン色素が沈着したり血行が悪くなって黒ずむ事もあります。

 

歯並びも大事なポイントです。

口元の表情を豊かにするのは口の周りの表情筋。

噛み合わせが悪いと顔にゆがみが出て表情が乏しくなります。

 

私はどこで誰と会っても、まずその人の「歯」を見る癖がついています。

治療に来た患者さんだけではなく、プライベートで会った人たちや公共の場で見かける方達、またテレビに出ている有名人の歯まで無意識にチェックしてしまいます。

もちろん、女性ですから洋服やアクセサリーにも目がいきますが、どれだけ効果で素敵な物を身に繕っても、私にとってはその人の「口元」「歯」が美しくなければ、残念ながらNGです。

一方で、派手に着飾っていなくても、会話の合間に白い清潔な歯がのぞいていればGOOD。

 

アメリカのビジネスエリートたちだけでなく、日本でも「自分を美しく見せること」が職業上とても重要な、たとえばトップレベルの芸能人やモデルといった人たちは口元のケアには大変気を使っています。

大きく笑った時に口の中が見える場合も当然ありますから、前の方の歯だけではなく、再度や奥歯など、ほんの一瞬見えるか見えないかの細かい部分にまで実に神経が行き届いたケアをしています。

まさに、プロとしての意識の高さが口元にしっかりと表れているのです。

 

たとえば、女性誌の表紙を飾るようなモデルさんのことを思い浮かべてください。

私たちは、雑誌やカタログなどで彼女たちの笑顔に接する時、思わず口元に視線が吸い寄せられるはずです。

なぜなら、彼女達の笑顔は口元を起点に発せられていて、彼女達の美しさのオーラはまさに口元に宿っているからです。

口元こそが美しさの最大のポイントであることがよくわかっているのです。

 

皆さんも程度の差はあれ、同様なのです。

トップモデルの美しさが口元に表れるように、ビジネスパーソンの能力、信頼度、人間性はすべて口元に表れます。

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