コラム

2015.09.11

飛行機に乗ったら歯が痛くなった・・・

こんにちは、歯科衛生士の樋口です。

 

 

再来週にはシルバーウィークがやってきます。

 

お家でゆっくり過ごす方もどこか旅行に行かれる方もいらっしゃるかと思います。

 

旅行で飛行機に乗った時に、歯が急激に痛みを感じることがあると言われていますが、なぜなのでしょうか??

 

それは、虫歯の治療をして詰め物や被せ物をしている歯は、飛行機の離着陸時に変化する気圧によって詰め物や被せ物の中の空気がわずかに膨張することで激しい痛みを伴うことがあります。

 

 

飛行機上空でのお菓子の袋を想像して頂けるとわかりやすいと思います。

 

 

 

↑この状況が歯の内部で起こるわけです。

 

 

想像しただけで痛いですね。

 

 

 

飛行機を降りた後も痛みが消えず、歯を噛み合わせただけで痛いこともあります。

 

 

 

この症状は気圧が戻れば治るとは限りません。

 

 

特に10年以上前に治療をした古い虫歯の場合は、一度歯の骨や歯肉に受けたダメージは治療をしないと元に戻らないことがあります。

 

 

 

治療してから日が浅い虫歯の場合は、地上に降り立つと痛みがすぐに消えることがありますが痛みが持続する場合は歯科医院を受診しましょう。

 

 

飛行中以外でも、ダイビングや登山も気圧に関係するので、歯に痛みが出ることがあります。

 

 

 

飛行機の離陸や登山などで短時間の間に外の気圧が下がると、気圧の変化に対応しきれず、低下した外の気圧との差で内側から圧がかかり一時的に痛みがでることがあります。

 

 

このとき激しく歯が痛む場合は虫歯があることがほとんどです。

 

 

気圧の変化による歯の痛みは予防することが非常に難しいですが、体調が優れない時や睡眠不足で身体が疲れているときは症状が起こりやすいです。

 

 

 

大きな空港には必ず歯科医院がありますが、その症状が起こることがあるからです。

 

 

予防としてはこのようなことにならないためにも虫歯があるときはもちろん、虫歯が無いときでも定期的に歯科医院を受診し、健康なお口の中を保つことが大切です。

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