コラム

2015.04.02

ストレスによる口腔内の異変①

こんにちは、歯科衛生士の樋口です^^
4月に入り、新生活がスタートした方が多いと思います。

 

この時期につき物なのが『ストレス』ですよね、、
毎日緊張してストレスがたまってしまうと思いますが、お休みの日にはしっかりと休んで息抜きしてくださいね♪
さて、今日はストレスが引き起こす口腔内の異変についてお話ししたいと思います。

 

今日は”心因性味覚障害”についてです。

 

普段の食事で 味覚が無くなったりおかしくなってしまうことを「味覚障害」といいますが ストレスが引き金となって起きるものを「心因性味覚障害」と呼んでいます。

 

 

心因性という名前のとおり 心理的・精神的なものが原因によって発症してしまう味覚障害のことを指します。

 

 

味覚を正常に保つために欠かせないのが 体内にある「亜鉛」。
ストレスによってこの亜鉛が不足してしまいます。

ストレスがたまると 体内に「活性酸素」という体を錆び付かせる酸素が発生します。
活性酸素を除去すべく「メタロチオネイン」というタンパク質が体内で作られます。

 

 

このメタロチオネインは肝臓で作られますが 合成に「亜鉛」を必要とします。
本来体内で必要としている亜鉛が”奪われる”形になってしまうんです。
その結果「亜鉛不足」を起こし 味覚障害が起こってしまいます。

 

 

毎日の食事の中で 亜鉛を積極的に補っていくことが必要になります。

 

亜鉛が多く含まれている食品は、

・牡蠣・赤身肉・卵・大豆類・アーモンド類などなど。。

少しずつこまめに摂取する様に心掛けましょう♪

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