コラム

2014.11.25

プラークと歯石の関係

こんにちは。歯科医師の南です。

 

 

プラークと歯石の関係についてお話しします。

 

 

プラークは毒性の強い歯周病の発症に直接関係する細菌を大量に含んだ粘着性の強い集塊で、活発に活動しています。

 

しかし、時間が経過するに従って、プラーク内の細菌や内容物がカルシウムやリンなどを沈着させるようになり、徐々にプラーク自身が石灰化して硬くなってゆきます。

 

 

それを「歯石」と呼びます。

 

 

歯石は一般的に歯周病の直接的な原因であると考えられてきましたが、細菌の研究では歯石そのものが歯周組織の炎症の原因にはなりにくいことがわかってきました。

むしろ、歯石の表面が粗造なため、プラークの沈着を容易にしていることの方が問題である、という見解のようです。

 

ちなみに、歯石は歯面に強くくっついていてブラッシングのみでは取り除くことができません。

 

 

歯石を取り除くには歯科医師や歯科衛生士などによるプロフェッショナルケアが必要です。

 

是非、最近歯石とってないかも。。と思う方は、検診がてらにいらしてください。

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