コラム

2015.10.05

マッサージで風邪いらず

こんにちわ、オリオン汐留歯科医師の餅田です。

今日はお口の中の唾液のお話をします。
唾液はお口の中でとても沢山の役割を担っています。
お口を潤す事以外に、虫歯の予防や、ウイルスの侵入を防いだり、口臭の抑制、食べ物のの消化などその働きは多種に及びます。
お口の中の唾液は三種類あります。粘りの強い粘液性のもの粘りの少ない水の様なもの二つの混ざった混合性のものです。
唾液と聞いて一番に皆様がイメージされる物はさらさらした方の物だと思われます。これは酸っぱい物を見たり食べたりした時に出てくる物で消化やご飯の口の中で塊にする時に役立っている物です。またその他の混合性や粘液性は常時少しずつ分泌されて、お口を潤しバイ菌の繁殖を抑え更にウイルスなどの感染も防いでくれているのです。
そんな万能な唾液ですが、年齢とともに減少してしまう傾向にあると言われています。

加齢が進むと、組織は繊維化しやすくなりますが、それは唾液を分泌する唾液腺にも起こってきます、
しかし、唾液が減ると今までの働きがなされなくなり、お口のトラブルが起きやすくなるので余り減ってほしくないというのがこちら側の意見ですね。

ではこれから唾液をしっかり分泌させる方法をお話ししようと思います。
仮に唾液腺に起こる病気が無く何となくクチが乾いてしまう様な場合に効果があると言われているのが、咀嚼と唾液腺のマッサージです。
唾液腺には大きく分けて三つありますが、そのうち耳の近くにある耳下腺はさらさら唾液のみ分泌するサラサラ腺です。
ここをマッサージする為には耳の少し前を人差し指などで軽く押しくりくりとまわしてあげることと沢山噛むことが効果的ですが、これからの風邪の季節増やしたい抗菌作用の強いネバネバ唾液はこの方法だけでは増えません。
ネバネバ唾液を増やす方法では顎の下に存在する顎下腺と舌下腺という唾液腺をマッサージする必要がありますので、下あごの内側を後方から前方へゆびを少し強めに押しながらマッサージする事が効果的と言われています。

これからやってくる風邪にはやる季節ですが、健康に過ごすためにも是非お試し下さい。

もし、お口のことで何か気になる事がございましたら是非オリオン汐留までいらしてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。

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