コラム

2015.04.06

口に水を含むだけで汚れが付きにくくなる①

こんにちは。歯科医師の南です。

 

緑茶やコーヒー、紅茶、ウーロン茶などを毎日何回も飲むと、どうしても歯に汚れが付きやすくなります。

かといって、ビジネスのあらゆるシーンで緑茶やコーヒーを飲む機会は頻出しますし、自分の意志だけで控えることには限度が生じます。

それに皆さんの中にも「一日何杯もお茶やコーヒーを飲まずにはいられない」という「お茶好き、コーヒー好き」の人は多いと思います。

 

また、緑茶やウーロン茶に含まれるポリフェノールは健康に良いとされますし、実際、緑茶のポリフェノールであるカテキンは口中を殺菌する効果があります。

「お茶でうがいをすると良い」と言われる所以ですね。

で、問題なのは、ポリフェノールが酸化してできる「茶渋」です。

茶渋は放っておくとなかなか取れにくくなります。

湯のみにこびりついてしまった茶渋は通常の食器用洗剤では取れません。

歯に付着した茶渋も同じことなのです。

 

そのような色の濃い飲み物を飲んだ後は5分以内にこまめにブラッシングをする、というのが理想的ですが、現実的には無理な場合が多いと思います。

せめて、緑茶やコーヒーを飲んだ後に口をゆすぐ。

それだけで汚れはずいぶん流し落とせるのです。

 

「一流の人の歯は、なぜ白いのか?」植木ゆかり先生著http://www.amazon.co.jp/dp/4426118611/#immersive-view_1421303118965)より抜粋

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