コラム

2014.02.17

妊娠中の歯科治療

こんにちは♪♪

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

 

先週末はまた関東に大雪が降りましたが、みなさんご帰宅の際は大丈夫でしたでしょうか。オリオン歯科の前の広場にも私達が帰宅する頃には雪が降り積もり、滑らないように歩くのが大変でした。

 

さて、本日は妊娠中の歯科治療についてお話しします。

当医院にも妊婦さんが歯が痛くて・・・と来院される事があります。

歯科医院に治療を受けに行く事を楽しみにしている人はあまりいないとは思いますが、ましてや妊娠していれば、自分自身の事ばかりでなくお腹の中の胎児への影響などを心配して歯科での治療を躊躇してしまう人も多いと思われます。

しかし、妊娠中の歯科の治療については、歯科医師も十分に心得ていますので積極的に受診すべきです。むしろ、歯科の治療はできるだけすみやかに行うべきだと考えられます。

産後は授乳など育児に追われ、通院に困難になってしまう事が多いため、出来る限り妊娠中に治療をすましてしまう事は必要な事だと思われます。

妊娠しているからといって治療をしないで放置しているうちに症状が悪化してしまいますと、結局は治療に時間がかかってしまう結果となります。

また、口の中に症状があると、うまく食事が摂れなくなってしまい、母体にも胎児にも良い事はありません。また、痛いのを我慢し続ける事も、精神的に安定している事が重要な時期ですので当然避けるべきだと思われます。

このような事が起こらないように、何か心配な事があったら迷わずに歯科医師に相談し、歯科の治療を不安に思わず、積極的に治療を受けるようにしましょう。

妊娠中に歯科の治療を受ける場合、必ず妊娠中である事を歯科医師に告げた上で、治療を進めてもらうようにしましょう。妊娠中の経過や現在何週目か、つわり(悪阻)の状態や流産の既往がないかなどの情報があれば治療計画を立てる上でとても参考になります。

 

また、よく妊婦さんに聞かれる事ですが、妊娠中にレントゲン写真を撮っても大丈夫なのですか?という質問です。

妊娠の初期には胎児のエックス線に対する感受性が最も強くなっています。胎児被爆のリスクは着床前期(受精後約9日)、器官形成期(受精後約2〜8週)そして胎児期(受精後約8週以降)の各段階で異なっています。放射線による障害としては奇形、精神発達遅滞、発ガンなどがあります。

しかし、歯科の診療で用いているエックス線写真の撮影では、胎児に直接エックス線があたることはありませんし、妊婦に限らず防護用エプロンを着用して撮影するので被爆量という点からみてもほとんど0になり、問題はないと考えていいでしょう。

また最近ではデジタルエックス線写真の写真が普及してきており、より低いエックス線量で撮影が出来るようになってきています。ただむやみにエックス線を怖がってエックス線を写真を撮らずに治療を行うと、的確な治療を行えない場合もあります。

 

何か治療に対して不安があれば、お気軽にご相談してください。

小さな疑問、不安もしっかり解消してからきちんと治療していきましょう♪♪

 

オリオン歯科 汐留 スタッフ一同お待ちしております。

 

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