コラム

2015.06.12

手づかみ食べの大切さ

こんにちは、衛生士の横山です。

 

今日は手づかみ食べの大切さについてお話していきたいと思います。

 

平成19年に発表された「授乳・離乳の支援ガイド」では、子供個人個人の成長や発達に合わせて、離乳食を進めていくことが強調されています。

加えて一歳頃からの食事に、「手づかみ食べ」をより積極的に取り入れてたことが特徴です。

一歳頃から始まる手づかみ食べは、自分で食べる自食のスタートです。それまでは親や大人に食べさせてもらうという受動的な食事ですが、手づかみ食べは、まだスプーンなどの食具が使えない子供にとって、自分で食物を選択し、食べる要求を満たせる唯一の方法です。

食べる意欲を高めて、自分で食べる楽しみを経験させることが出来ます。

汁物や茶碗に入ったご飯まで手づかみ食べをさせる必要はありませんが、野菜の煮物や、ゆで野菜、焼き物、揚げ物などは、手につきにくいので切り方の工夫によって手づかみで食べやすくなります。

まだ不器用ですから、太さや長さをその子が掴める大きさにしてあげることで、手づかみ食べが積極的にできるようになります。

 

食べる事がたのしいことということを覚えるためにも、たくさん手づかみ食べをさせ、色々な物を食べ、顎の発達にもつなげましょう。

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