コラム

2013.12.11

歯磨きと肺炎

こんにちは☆

 

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

みなさん、誤嚥という言葉は聞いた事ありますか?

 

誤嚥とは飲食物や唾液が誤って気管に入ってしまう事を言います。

健康な人でも、熟睡している時、誤って唾液を誤嚥する事があります。

その時、健康な人は大抵むせて、肺に唾液が入らずにすみますが、機能の減退している高齢者は誤嚥したままになってしまいます。

 

口腔の中には、300〜500種類以上もの最近が常在しています。口腔機能が低下した人が食物残渣のある状態で睡眠を取ると、むし歯や歯周病を発症する酸素をきらう菌(嫌気性菌)は急増殖し、その菌をおおく含んだ唾液を誤嚥して、肺に入った菌が肺炎を引き起こすという事が明らかになっています。

 

特に歯周病を併発する細菌が、動脈硬化を起こした血管の中からも発見されています。

 

肺炎は、がん、心臓病に次いで、日本人の死因で3番目に多くなっています(厚生労働省「平成24年人口動態統計の年間推計」)。

1年間に約12万人が肺炎で亡くなっており、そのほとんどを65歳以上の高齢者が占めています。

 

健康な人はもちろんですが、体力の低下した人や高齢になって口腔機能のおちた人は口腔を清潔にする為に歯を磨く事は肺炎を予防する為にも大切なのです。

 

お家での歯磨きももちろん重要になりますが、定期的に歯科で検診を受けて、健康で清潔な口腔内にしていきましょう。

 

スタッフ一同お待ちしております。

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