コラム

2013.11.29

睡眠時無呼吸症候群

こんにちは♪

 

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

最近、朝の冷え込みが厳しくなかなか起きられずにいます。。。

みなさんはどうでしょうか?

 

さて、睡眠といえば睡眠時無呼吸症候群という言葉は聞いた事はありますか?

寝ている間に息が止まる、鼾がひどい、熟睡できない、昼間も過度に眠い、などの症状があります。これは、生命予後にも関連し、交通事故や大きな人的災害につながる事が知られています。

 

原因の多くは、肥満、加齢変化などがありますが、近年、寝ているときに何らかの原因で息の通り道(気道)がふさがる閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群では、顎(あご)や顔の形と深く関係している事がわかってきました。特に、下顎(下あご)の小さい方、首(頸)が短く太い方などが罹りやすいと言われています。

 

10秒間の呼吸停止があると無呼吸数1と数えます。呼吸が止まる事ですぐに生命に危険は及びませんが、これが多発すると循環器などに大きな負担をかけ高血圧症や循環器疾患に罹患する確率が高くなり、いわゆる突然死などにつながる恐れがあります。日本では、無呼吸指数が20以上で重症、要治療となります。

 

なお、診断には専門の医療機関に受診する必要があります。睡眠時呼吸障害に関しては、自分が注意し節制すれば治る、ゆっくり養生すれば治るというものではありません。横になって休めば休むほど体に悪いという悪循環を専門家と一緒になって治療する必要がある病気です。

 

この病気の一般的な治療法としてNCPAP(鼻に持続的に陽圧をかけ、呼吸を助ける方法)がありますが、口腔内装置OA(マウスピース:あごを前方に牽引固定する事で呼吸を楽にする方法)も効果があります。これらの方法は、比較的簡単で取り外しが可能な事から、導入しやすいという利点があります。

しかし、装置を外すと効果は無くなるため、永久的な治療法ではありません。

 

そこで、手術で顎(あご)を前方に移動させることで、気道を拡大し、呼吸を改善するという方法が近年注目されてきました。

この手術は、顎の小さい方に有効で睡眠障害の根本的な治療としての可能性が注目されています。

この手術は、根本的に口の中から行い、1週間くらいの入院と全身麻酔による管理、術後の経過観察など大変な部分もありますが、根本的な治療法としてその効果は期待出来ます。

 

イビキがひどい、睡眠時無呼吸症候群かも。。と思われる方、お気軽に御相談下さいね。

 

スタッフ一同お待ちしております。

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