コラム

2015.08.12

虫歯かな?

こんにちは オリオン汐留 歯科医師の餅田です。

虫歯になったら治療しなければなりませんが、どのタイミングで歯医者に行けば良いのか質問されます。
定期的に検診され、早期に発見、予防していして行くのが一番かと思いますが、なかなか歯医者に行くのが怖くてという声も多く聞きます。
なので虫歯が進むについてお話させていただきたいと思います。
まず、虫歯菌は強い酸を出して歯の表層にあるエナメル質を溶かします。エナメル質が溶かされると、その下に存在する象牙質が顔を出します。
象牙質自体には神経は通っていませんが、象牙質にある細い管を通して更に下層にある神経にまで刺激が伝わると痛みが出てくる仕組みです。
なので、虫歯で歯が溶かされ象牙質に到達するとぽっこりと黒い穴が歯に空き、そこに食べ物が詰まることにより刺激を生じて痛みがでてしまうのです。

痛みを発しやすくなるのは歯に限ったことではありません。
ものが詰まりやすくなり汚れがたまりやすくなるとそこの部位の歯ぐきは歯肉炎を発症し歯ぐきがむずがゆい様な痛みを発します。

もしこのような症状が当てはまる時は、虫歯が象牙質に届いているということで早急な治療をした方が良いと言えます。

神経に届いていない虫歯の場合、レジンと呼ばれる簡単な白い樹脂でキレイに治療することが可能のことがほとんどですが、神経近くまで虫歯が進んでしまうと
大きな詰め物、保険内では金属になりますし自費では高額な治療となってしまいます。
神経に届いている場合では神経の処置が必要になり更に治療に時間もかかってしまいます。

象牙質はエナメル質より軟らかいためムシ歯が進むのも早いと言われています。
もし歯への物のつまりが気になる、冷たいもの、甘い物にしみるなど思い当たることがありましたらオリオン汐留にいらして下さい。スタッフ一同お待ちしております。

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