コラム

2015.07.27

顎の痛み

こんにちは。オリオン汐留、歯科医師の餅田です。

起きた直後や夕方、夜にかけ大きく口を開けた時に耳の少し前が痛む事があるという方。
顎の関節が痛んでいる可能性があります。
顎関節症と言われますがこれには何個か段階があり、まずは関節の周りの筋肉が筋肉痛を起こす段階。腱や筋、隙間に炎症が起こる段階。更に骨と骨のあいだにある関節円盤と呼ばれる軟骨に問題が出る段階、更に悪化すると骨と骨がきしみ合ってしまう段階とあります。ここまで悪化させてしまうと治すのが難しくなってくる事が考えられます。治療としては手術なんて言う大げさな事のもなりかねません。

ではなぜ顎関節症が起こるのでしょうか。
口を開ける時の痛みは朝起きたとき、夕方から夜で起きやすいです。これは寝ている時のむいしきな歯ぎしりや食べている時の噛癖などで顎に大きく負担がかかってしまっていることが原因になっており、それをストレスなどが助長してしまうメカニズムになっています。
14から17歳では顎の成長期なので似た様な症状があごの成長段階に現れる事がありますが、これは問題ありません。時間とともに直ってきます。注意が必要なのは成人になってからの顎の痛みです。

対処法としてはどういう物があるのでしょうか。
上でもお話ししましたが、顎関節症という物は日頃の癖からなる病気です。なので日頃の癖を改善する事により症状も改善します。
極力顎の負担になることは避け、肩肘を付く事をやめ、寝る時も顎に負担のかからないよう仰向けでやすむ、顎を均等に使い食事を取るなど心掛けましょう。
しかし、食いしばりなどは無意識のうちに行う事なのでなかなか治すといっても難しいですね。こういう場合はマウスピースを作ってあげて顎の負担を減らしてあげるのが良いと思います。

マウスピースは当院でも簡単に作れます!何か気になる症状がございましたら、オリオン汐留までいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。

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